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そんな世の中を見据えながら次に情熱を燃やして熱中できるもの、それを探して荒野を歩き続けてきた。様々なアイデアが、頭の中に立ち現れては消えていく。以前なら面白そうだと胸が高鳴ったはずのアイデアも深く考えていくと先の先まで見えてしまうような気がして、その行き着くところが心を萎えさせるのだ。しかし、そんな中で段々とまとまりつつあるひとつの方向性がある。

俺は、次にやるべきことは、革命だと思う。
ファッションやらアートやらミュージックやら、全てのクリエイションを駆使して、魂に目覚めた同志たちと、成し遂げるべきもっともエキサイティングな仕事は、世の中を変える革命だと思うからである。
俺達が好きで好きでたまらないアクションスポーツ。それを大人たちにただの金儲けの道具にされるわけにはいかないのだ。
アクションスポーツとは、俺達が魂を燃やして取り組むに値する芸術表現なんだと信じている。その中にはきっと、今の腐った世の中を変えることの出来る力があると信じている。自分が成し遂げたことや、創り出した物が人に欲しがられ買われてお金儲けになることはもちろんあるだろう。それは、全然オッケーなんだ。
言いたいことは、お金儲けがゴールじゃないだろうということなんだ。
金持ちになるってことの目的を煎じ詰めれば、自由を得るためだろう?もっと言えば、自分がこの物質次元で快適を得るための自己の生命維持装置を社会システム上に獲得するためだろう?これ自体は賛成だし、どんどん前向きにやるべきなんだ。違うと思うのは、その生命維持装置の質を高めることばかりにうつつを抜かすという思考パターンに陥いってしまうことなんだ。それこそが民主主義、自由経済の盲点だと思うのだ。

革命というと、皆はどのようなイメージを持つのだろうか?
俺にとっては、革命は、ブランドをつくりあげていくのと同じだ!!
革命と言う時、俺には、友達達の顔が浮かぶ。俺の人生で、俺が真っ直ぐ生きていく上で出会い、共に人生を歩んできた仲間。俺は、皆の力で革命を起こしたい。俺達の牙城までも平気な顔して踏み込んできてもうこれ以上、好きにされるのを待つ気は無い。
だいたい考えてみれば、俺達の物心付いた時には今のシステムは、もう出来上がっていて、俺達、全然、賛成したこともないじゃないか!!
俺は、革命の志士でもゲバラでもなんでもないが、ただ、気付いただけである。
気付いたら、仲間達にしらせなければならない。「ぼ〜っ」と考え事をしたり変な絵をかいたりするしか脳の無いおれが出来うることといえば、皆がまだ気付かない将来のビジョンを垣間見て研究し、それをみなにフィードバックすることぐらいだ。仲間内で、皆いろいろな得意分野があるだろう。その分野を皆、一生懸命、担当しなければならない。
これからの革命とは、何もプラカードを掲げてデモしたり、ゲバ棒ふって、警官隊と衝突したり、そんなモンじゃないと思う。皆がそれぞれ打ち込んできた、それぞれの魂を燃焼させることのできるフィールドから革命を創り上げていくのだ。ジジイどもの土俵に乗ってはいけない。(まあ、俺らの中で、敢て向こうの土俵に乗り戦う担当者も必要となってくるだろうが、それはそれで仲間の中からきっとその適任者が立ち上がってくるだろう。)

公務員の公金かすめ取りが、これでもかというくらい明るみに出てきている。
その卑しさや、特権意識にはうんざりするが、中には高い品性を備えた人物も必ず居るはずだ。ここにも革命が必要とされている。有利性や既得権益は、民衆の目に晒されて減少してゆくだろう。もう、垂れ流された公金の甘い汁を吸えないとなると役人を目指す人間達の質もおのずと変化してゆくだろう。
もちろんそれを待つまでもなく、役人には迅速に意識を改めさせねばならないが、もしそのことに本心で気付いたならば、その後は仲間である。本当に良い未来を創っていく仲間になれるはずなのだ。敵対する理由はもともと無いのである。
振り返れば俺達も、クラスでシカトされる奴らに対して、冷たすぎたのではないか?
結局は愛の欠如なのだ。生き方が違うと言っても奴らを仲間はずれにする必要はなかったはずだ。冷淡な思いやりの無さが俺達の心の中にもあった。だから彼らの心の冷たさをつくり出してしまったのは、俺達自身の心の冷たさの結果なのだ。彼らが「ガリベン」になったのも、彼らが悪いわけではない。そういう価値観を押し付けた親のせいである。しかし、それなら親が悪いのかというと、親は親なりに社会情勢を観察し、どのように子供を導けば一番安全なのかを考えたうえでのことであったはずだ。掘り下げていくと結局はそのような状態を作り出した目に見えない力に行き着く。だから、革命とは、その目に見えない力を打ち砕くことだと思う。悪政を司る人間を攻撃して、撃破したとしても、次から次へと首はすげ変えられるであろう。変えなければならないのはその後ろで人の心を操っている目に見えない意識であろう。だから我々が戦いを挑まねばならないのは(意識=魂)だと思うのだ。だから革命といっても、プラカードを掲げてデモ行進する必要も無いし、物を壊したり、もちろん血を流す必要なんて無い。



一人一人が与えられたその人生の日々の生活の中で、自分自身の魂を鍛えるのだ。
品行方正に、汚れを知らずに生きろなんて言っているんじゃない。
蹴つまずき、泥にまみれて立ち上がる・・・。魂は傷つき汚れることもある。
しかし、自分自身の誇りが、気高く光り輝く魂の記憶が、その傷や汚れを決してそのままにしておくことを許さないはずなのだ。
そのような魂、皆の中に始めからあるそのような崇高な魂に「目覚めよ!!」と言っているのだ。
なぜなら、それこそが俺たちがこの世に生まれてきた意味に違いないと信じているからだ。

               熱中時代 完




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